■ フルアーマー百式改 ■

■ 使用キット  : 1/100 MG 百式改 

月刊モデルグラフィックス2017年4月号(発売日:2017年2月25日)及び2017年5月号(発売日:2017年3月25日)掲載作例
ガンダムアーカイブス『機動戦士 Zガンダム』『機動戦士 ZZガンダム』編にて再集録

プレミアムバンダイから発売されたMG百式改をベースに増加アーマーを新造しフルアーマー百式改を作成。
平成に於いてグライファーに次ぐ私の中での代表作となりました。

フルアーマー百式改と言えば元々、大河原邦男氏がデザインしたもので、その後ガンダムフィックスフィギュレーションにてカトキハジメ氏がリファイン。リファイン版は非常にスタイリッシュでそれを再現するモデラーも多いのですが、あえてここは原点に戻りオリジナルである大河原版のイメージをベースに更に私的な「色」を付け加えてみました。

コンセプトとしては、やはりフルアーマーなのでボリューム過多に。独自のアレンジとしてバックパックに巨大プロペラントタンクを増設、これにより下半身のボリューム不足を補うと共に模型作品としてディスプレイでの安定性を図りました。

大河原版のフルアーマー百式の立体化はあまり見かけ無いので元イラストの2次元の嘘的なラインをどう立体物として解釈する事が悩みどころでした。
特に脚部のアーマーは、絵をそのまま立体化しようとすると線の繋がりにつじつまが合わなくなるので、元のイメージは尊重しつつカトキ版も参考にして自分なりのアレンジでデザインしました。




 




基本的に増加アーマー部は3DCGソフトShade3Dにてモデリングし、FDM式3DプリンタZortrax
M200にて出力しました。

3Dプリンタ出力と言えどABSフィラメントを熱で融解して積層していくこのFDM式では、積層痕や造形崩れが多く、それらを整面する事に非常に多くの時間と労力を強いられました。

また、この3Dプリンタでは細部まで綺麗に表現できないのでディテールなどはカッティングプロッタで切り出したプラバンを貼り付けたり手作業でのモールド彫り・スジボリを行っております。

自分が表現したい形におさめたい事と大河原版イラストとMG百式改のラインでは整合しない箇所も多い為、フルアーマー状態の見た目を優先すべくアーマー脱着機能は諦めました。

製作は非常に苦労しましたが納得のいく、どこにもない新たなフルアーマー百式改が完成したと自負しております 。