■ ガンタンク ジ・オリジン版 STYLE-Sアレンジ ■

■ 使用キット  : 1/144 HG ガンタンク初期型 

 アニメ版機動戦士ガンダム ジ・オリジンのガンタンク初期型キットをベースにコミック登場のホワイトベース配属RX-75ガンタンクへと改造。

 大河原邦夫氏ベースデザインとコミック劇中の画を基本に個人的な好みと今の目で見てスタイリッシュと感じる様にデザインしてみました。

 ガンタンク初期型というのは原作コミックでは登場せず、初期型として活動していたガンタンクとホワイトベース配属のガンタンクと形状は、ほぼそのままでしたがアニメ製作にあたり、新しくデザインされた様です。

 初期型ということで、あえて少し古めかしいデザインとされているので、RX-75ではアップデートされたと分かる箇所を色々と加えてみました。

 キャノン砲や腕部機関砲等を大口径・大型化し、タンク状のバックパックを1機から本来の2機に戻しています。機体下面ではホバーリング用のファンが装備されていましたが、それを大口径バーニアに置き換えています。

 あと、ホビージャパン第9回オラザク選手権へ投稿した1/100フルスクラッチガンタンクのイメージも盛り込んでみました。




 




 今回の製作からは新たに3Dプリンタを導入し、新造部分をCGソフトShade3Dで設計、3DプリンタのZortrax M200で出力しています。

 増加装甲やアーマー裏などは、私の製作スタイルでの今まで通りのカッティングプロッタでカットしたディテールアッププラバンを使用しています。

 デザインする上で苦労した点は、コミックでの画は、かなりラフに描かれており、どのシーンを基準にすればいいのかとか、初期型のキットのデザインラインと合わせる為にそれらの整合性を図るのがなかなかの悩みどころでした。

 今回、仕上げ時、久しぶりにウェザリングを行いました。胸部エッジ、下腕、ボディ下部、サイドアーマーにドライブラシで塗装剥がれ表現。機体下部に土埃表現として明るくしたデザートイエローを薄く吹きつけ。1/144という小スケールの為、派手目に汚してしまうとただ汚く見えるだけになったり、いかにも筆で塗ってる感じを出したくなかったので極々微調整しながら行いました。


 暗所撮影画像でセンサーなど各所が発光しているのはブラックライト照射によるものです。